アーカイブ – 2012年2月27日

ある患者さんのてん末 1

その方は、1年前に小嶋歯科医院に来院されました。
右上の第1小臼歯がないため、犬歯から後ろ3本のブリッジという人工物が装着されていて、
このブリッジが、ぐらぐらしてきたという事での来院でいた。
レントゲンを撮ってみると、確かに歯を支えている骨は、だいぶ歯周病で失われています。
ぐらぐらでもおかしくないほどです。
硬い金属を用いた人工物だからだんだん負担がかかってきて、たまたま今回揺れだしたのでしょうか。
歯周病で弱っていっるところへ、何か固いものを咬んで、脱臼して急に揺れだしたのでしょうか。
ご本人は、急に最近揺れてきたとおっしゃっていますが、そうだとしたら、何がきっかけだったのでしょうか。
それとも、前から揺れていたのに、気になっていなくて、最近気になりだしたのでしょうか?
今までの、私であれば、石膏模型で咬みあわせを確認した後、
人工物なので必要があれば咬みあわせの調整をするか、
人工物を外して、柔らかい仮歯にして様子を見るかというような展開で考えたと思います。
ただ、以前からの状態を私が時間の経過とともに見ていたわけではないので、判断がつきかねます。
症状という現象だけを追いかけてもよいのでしょうか。
実は、歯は、体内の中で、最も優秀なセンサーの1つです。
歯の不具合は、センサーとして歯が、体や脳が出している不具合のシグナルに反応して出している
サインであることがほとんどです。
このサインだけを消してしまっても良いのでしょうか?
船底に穴が開いて、水が流入しているのを、
センサーが感知し、警報が鳴っているのに、警報だけ消して放置させる。
灰皿の中で吸殻が燃え出して、ぼやが起きそうになって、火災報知機が鳴っているのに、
うるさくて大変だろうと、警報だけを消してあげる。
たまたま、自然に消えてくれればよいけど、大火事になるかもしれないですよね。
そんなことを我々歯科医師がやってしまっているのです。
でも、もし警報を切るだけでなく、ぼやも消してあげたら、大火事は防げます。
実は歯科医師は、重要なサインを早期に見つけられる位置にいるのです。
さらに言えば、人任せにして、「事が起きたらよろしくね。」にしないで、
自分で灰皿を吸殻でいっぱいにしないようにしたりと警報が鳴らないようにする方法を教えてあげたり、
自分で火を消す方法を教えてあげることもできるのです。
さて、この方ですが、まずは何が起きているのか探る糸口を探さないといけないので、
話をするきっかけを見つけないといけません。
実は、この方の御嬢さんと、奥さまは以前私のところの患者さんで、
ある事前情報があったので、そこから話に入っていきました。
つづく。
その方は、1年前に小嶋歯科医院に来院されました。
右上の第1小臼歯がないため、犬歯から後ろ3本のブリッジという人工物が装着されていて、
このブリッジが、ぐらぐらしてきたという事での来院でいた。
レントゲンを撮ってみると、確かに歯を支えている骨は、だいぶ歯周病で失われています。
ぐらぐらでもおかしくないほどです。
硬い金属を用いた人工物だからだんだん負担がかかってきて、たまたま今回揺れだしたのでしょうか。
歯周病で弱っていっるところへ、何か固いものを咬んで、脱臼して急に揺れだしたのでしょうか。
ご本人は、急に最近揺れてきたとおっしゃっていますが、そうだとしたら、何がきっかけだったのでしょうか。
それとも、前から揺れていたのに、気になっていなくて、最近気になりだしたのでしょうか?
今までの、私であれば、石膏模型で咬みあわせを確認した後、
人工物なので必要があれば咬みあわせの調整をするか、
人工物を外して、柔らかい仮歯にして様子を見るかというような展開で考えたと思います。
ただ、以前からの状態を私が時間の経過とともに見ていたわけではないので、判断がつきかねます。
症状という現象だけを追いかけてもよいのでしょうか。
実は、歯は、体内の中で、最も優秀なセンサーの1つです。
歯の不具合は、センサーとして歯が、体や脳が出している不具合のシグナルに反応して出している
サインであることがほとんどです。
このサインだけを消してしまっても良いのでしょうか?
船底に穴が開いて、水が流入しているのを、
センサーが感知し、警報が鳴っているのに、警報だけ消して放置させる。
灰皿の中で吸殻が燃え出して、ぼやが起きそうになって、火災報知機が鳴っているのに、
うるさくて大変だろうと、警報だけを消してあげる。
たまたま、自然に消えてくれればよいけど、大火事になるかもしれないですよね。
そんなことを我々歯科医師がやってしまっているのです。
でも、もし警報を切るだけでなく、ぼやも消してあげたら、大火事は防げます。
実は歯科医師は、重要なサインを早期に見つけられる位置にいるのです。
さらに言えば、人任せにして、「事が起きたらよろしくね。」にしないで、
自分で灰皿を吸殻でいっぱいにしないようにしたりと警報が鳴らないようにする方法を教えてあげたり、
自分で火を消す方法を教えてあげることもできるのです。
さて、この方ですが、まずは何が起きているのか探る糸口を探さないといけないので、
話をするきっかけを見つけないといけません。
実は、この方の御嬢さんと、奥さまは以前私のところの患者さんで、
ある事前情報があったので、そこから話に入っていきました。
つづく。

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