2014年7月11日(金)

7月11日(金)、心配された大型台風8号も無事通過してくれました。
血液診断士の三好華良律(かおり)さんの栄養講座は、小嶋歯科の勉強会jibun-caféスタート時より、たくさんの方にご参加頂いてきた人気講座です。約半年ぶりとなる三好さんの今回の特別講座のテーマは、「夏を元気に~夏バテ・熱中症を防ぐために~」でした。参加者は、初めての方を含む8人と小嶋先生です。小嶋歯科医院が窓口となって行っているKYBの血液検査と栄養対策をすでに続けている方もいて、和やかな中にも今日はどんな話が聞けるかなと、興味津々といった雰囲気で始まりました。
熱中症  三好さんのお話しの中でみなさんが驚いていたのは、熱中症は暑い日にいきなり発症するだけではなく、夏バテなどの毎日の疲労が積み重なってジワジワと発症することがあるということ。また、高齢者の方にとって特に要注意なのは、汗をかきにくいこと。暑さを感じにくいせいで、自覚がないのに熱中症になるなんて…怖いですね。実際、参加者の中には、ご高齢者と同居の方も多く、みなさん他人ごとではないといった感じでした。ではどうしたら自分や家族を熱中症から守れるのか…。それはやはり日頃からお食事をしっかり食べること!身体を冷やしすぎないこと!でした。そして栄養として、意外にもタンパク質が重要なのだと三好さんは言います。タンパク質を摂ってアルブミンが合成されると、血液内に水分を溜め込みやすくなり、血液量が増えます。血液は体温調節に必要な汗の材料ですので、結果的に体温が上がりにくく暑さに強い身体になるのだそうです。さらにお話は続き、大量の汗とともに失われがちなミネラルやビタミンの話題にもなりました。

 では、どうしたらいいんだろう?何を食べたらいいのだろう?そんなことを考え始めていたタイミングでプリントを使ったワーク。「タンパク質食品をどれだけ食べてますか?」ということで1日の摂取量を計算しました。素麺など暑くて食欲の落ちる夏は、ついついあっさりした麺類などで済ませてしまいがち。食べているつもりでも、必要量(体重×1.14)が全然足りてないことが判明!一同苦笑していました。どんなものを口に入れるか、食事を考えるという事は、暮らし方を考えるということ。それは参加者それぞれが考えないといけないのです。小嶋歯科医院で開催しているjibun-caféは、「自分のことは自分でできるようになろう!!」というのが基本的な考え方です。集まるみなさんは、それぞれに「こうなりたい」という目的をお持ちの方たちばかりです。KYBでは、天然型サプリメントの利用を含めた栄養対策を個々にアドバイスしてくれますが、それらをチョイスして生活に取りこむのは、最終的にはおひとりおひとりの選択なのです。KYBとはKnow Your Bodyの略であり、63項目の血液検査で分かる自分の身体の状態と向き合って、自分の健康は自分で守りましょうという考え方です。これは小嶋歯科医院のスタンスと同じです。

 今後も小嶋歯科スタッフによる栄養勉強会や、三好さんによる栄養講座などにより栄養の知識を持つだけではなく、みなさんの健康づくりの先にある「自分らしい生き方」探しに寄り添っていきたいと思っています。 まずは夏バテしないように気をつけなくっちゃ!と肝に銘じた今回の栄養講座でした。